お客様対談

減築リフォームを行った松井様と
棟梁陶山で対談を行いました
対談日 2022年3月
リフォーム完了日 2020年xx月

松井:
親から受け継いだ古い家を陶山さんにお願いして減築リフォームしていただきました。先代からのお付き合いもあり、陶山さんにと思いまして。 自分も幼少期から住ませていただき、腕も確かな陶山さんなら自分の思い描くお家ができるのではと思いお願いしました。

陶山:
松井さんからは前の家の残したい部材であったり、ほかにも扉などの装飾もこだわりを伝えてもらえたので、われわれとしては想いをカタチにしたい一心で。完成した時にも満足いただけたようで、私もとてもうれしかったですね。 雨が多くなかなかおもうように進まない現場でした。台風も重なり近隣のマンションの屋根が飛んだり2日程停電があったりなど、それもふまえて本当に思い出深い住まい造りでした。

2階部分の施工中の様子
以前の家の瓦を植木鉢の台座に活用

松井:
そうですね、古い家の瓦を新しい家にも活かしたいと思ってお願いしましたね。 他にも、毎年の子供の身長を刻んでいった思い出の柱も新しい家に使ってもらえたのはよかったです。あと、今の玄関に使われている木材も古い家の木材を使いたいと要望をだして、陶山さんに実現していただきました。リフォームした新しい家でありながら思い出を感じられるのがとても気に入っています。

松井様ご自身で用意された石を装飾

陶山:
たとえば玄関の土間に敷いてる石も松井さんの方でお気に入りのものを用意してもらったり、玄関の引き戸も松井さんの方で思い描いたデザインを伝えてもらったのでそのイメージに合うようにヒノキと杉を交互に使って、竹は材料屋になかったので山から調達しましたね。なんとか松井さんの描いたように仕上げられてよかったです。

松井:
あの扉は私の細かい要望を言ってしまって、職人さんには難儀だったと思いますが、出来上がったものを見せてもらった時にはイメージ通りだったので、ほんとに感謝しています。(笑)

陶山:
ご自分で手を入れていきたいというのも、最初から聞いていたので、そのような個所はできるだけカスタムしやすいような造りにもしています。

松井:
そうですね、もともと日曜大工というかそうゆうのが好きな性格なので、部屋の中にちょうど物を置けるサイズで棚を作ったりしました。もともとの作りが木材そのまま活かされているので、手を入れるのもやりやすいんです。そんなふうにやりやすいように陶山さんの方でも工夫してくれてあるので、工事が終わったあともその都度、自分で手を加えながら一つ一つ楽しみながら住んでいます。

こだわりの玄関スペースがお気に入り空間

陶山:
本当にそうゆうのがお好きな松井さんなので、2階部分の解体の時にも壁材の取り外しは全部ご自身でやりますと初めからおっしゃっていたので、うちとしては助かりました(笑)

松井:
部分的な解体が夏の終わりから始まって、少しずつ私の方で2階の壁を取り払っていって最終的には柱と外側のトタンだけにしたんですけど、取り払っていくにつれて、すき間風も入り込むようになってきて、時期的にもだんだん冷えてくる季節だったのでだんだん寒くなってきてしまって(笑)。
そんな苦労もありましたけどいい思い出です(笑)
でも、完成後は、お家の気密性もすごくて、夏も冬もエアコン無しで過ごせるんですよ。実際エアコン無いですから(笑)

陶山:
工事全体を通して最初に思いを全部お話しできたので、私たちはそれをかなえる家づくりに専念できました。
工事後も毎年暮れにご挨拶に伺うのですが、いろいろと相談いただいて、家と松井さんのライフスタイルが一緒に進化しながら住んでいただき、毎年訪れるのが楽しみでなんです。

松井:
先日はヒノキで作った飾りをいただきこれがヒノキのいい匂いがするんです。
毎年ご挨拶にきてくれているのもそうですが、陶山さんは人とのつながりをとても大切にされている印象で、最初の打ち合わせの時から、 要望を細かく聞きだしてくれて、こちらの予算との折り合いをみながら提案してもらえました。いっぱいわがままを言ってしまいましたが、 できるできないを明確に説明してもらえたので、心配はありませんでした。

陶山:
住む人の気持ちをじっくり理解することで、本当に住みやすい家ができると考えていますので打ち合わせや相談は一番大切にしています。
松井さんも実際に住んでいただいて数年たちますが、感謝の声を毎回いただいて私としてもうれしく思っております。手を入れたい部分はまたいつでもご相談してください。

松井:
そうですね、自分でできるところはやっていきますし、また陶山さんにもちょっとしたリフォームをお願いするときもあるとおもいます。お金との相談にもなりますが(笑)その時にはよろしくお願いいたします。

陶山:
また年末にもお伺いしますので何でも相談してください。 今日はこのような時間を取っていただきありがとうございました。

松井:
いいえ、私のこだわりを話すばかりになってしまったかもしれませんが、楽しい時間でした。 どうもありがとうございました。